建物の評価額は、建築費用と比例しています
建物の評価額は、建物の大きさや築年数などが影響すると考えられがちですが、実はそれだけではありません。
建物の構造や建材、および設備のクオリティなど、細かな要素も評価額に関与しています。
たとえば、木造の建物よりも鉄筋コンクリート構造の建物の方が評価額が高くなります。
不動産購入後の固定資産税は結構な支払いの負担になります。
また、キッチンやユニットバス、トイレなどの設備も、高いグレードのものほど評価額が高くなります。
建物を建てる際にかかる建築費と固定資産税の評価額は比例の関係にあります。
築年数が古くなっても評価額は0円にはなりません
確かに、建物の築年数は固定資産税評価額に大きく影響します。
したがって、年数が経つにつれて固定資産税額は減額されます。
しかし、「建物が古くなって使い道がないから、固定資産税はゼロになるのではないのか？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
最終的な残存率という下限値があるため、最低でも評価額の20%は残るのです。
つまり、実際には住むことができない場合でも、税金がかかり続けるため、古い建物を所有し続けることはデメリットが大きいです。
固定資産税評価額を調べる方法
「自分が所有している建物の固定資産税評価額を知りたい」という方や、「これから購入する予定の建物の固定資産税評価額を知りたい」という方のために、固定資産税評価額を調べる方法について解説します。
不動産の固定資産税評価額は、固定資産税の納税通知書に記載されています。
自分や家族が所有している不動産に関しては、毎年4月から6月の間に市町村から送られてくる納税通知書に評価額が明記されています。
ただし、市町村によって納税通知書の書式が異なることもあり、読み取りにくい場合もあります。
一般的には、納税通知書には以下の項目が記載されています。
土地と建物の評価額と減免についての情報が記載されている
納税通知書には、土地と建物に共通の項目があります。
その中でも、評価額の欄には固定資産税評価額が書かれています。
この評価額は、土地や建物がどれくらいの価値があるのかを示すものです。
さらに、固定資産税の支払いを軽減するために減額や減免があった場合には、固定資産税軽減税額の項目でその情報を確認することができます。
この項目では、具体的にどれくらいの減免が適用されたのかが示されています。
納税通知書を見ることで、土地と建物の評価額や減免に関する詳細な情報を知ることができます。
自分の所有する不動産の価値や税金の軽減状況を確認したい場合には、まずはこの納税通知書の該当項目をチェックしてみましょう。