再建築不可の物件は、建築基準法の規定に適合しないため、建て替えることができない物件のことを指します。
再建築不可の物件には、価格が安いというメリットがあります。
再建築ができないという制約により、土地価値や資産価値が低くなるため、他の物件と比べて非常に安く購入することができるのです。
参考ページ：再 建築 不可 物件 リフォームして住むことはできるの？メリット・デメリットを解説
一方で、再建築不可の物件にはいくつかのデメリットがあります。
まず1つ目は、建物の改築や増築ができないことです。
再建築不可の物件では建築基準法の規定に合致しないため、建物を改築や増築することができず、将来的に家族構成やライフスタイルの変化に対応することができないというデメリットがあります。
2つ目のデメリットは、ユーザーのニーズに合わない場合があることです。
再建築不可の物件は、既存の建物が販売されるケースが多いため、建物の間取りや設備が購入者のニーズに合わない場合があります。
自分の理想の家を建てたい場合には、再建築不可の物件ではその要望を満たすことが難しいかもしれません。
3つ目は、将来の売却や相続時に制約が生じる可能性があることです。
再建築不可の物件は再建築ができないため、将来的に売却や相続する際に制約が発生する可能性があります。
売却時に買い手を見つけるのが難しくなる可能性や、相続時に支障をきたす可能性があることも考慮すべきデメリットです。
再建築不可の物件を購入する際には、価格の安さだけでなく将来の自己都合や売却の制約なども考慮して慎重に判断することが重要です。
その際には、建物の状態を入念に確認することがポイントとなります。
再建築ができないため、建物自体の状態が重要となるため、基礎や柱、梁、屋根、外壁などに問題がないかを詳細にチェックすることが必要です。